Toshi
Omagari

Dossier
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ファミリー名:Dossier
分類:市販書体
ファンダリー:Tabular Type Foundry
リリース年:2019
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Dossierは等幅のローマン書体で、ウィリアム・アディソン・ドゥイギンズが手掛けた未完成のタイプライター用書体群からインスピレーションを受けました。柔らかくてカジュアルな雰囲気があり、ウエイトは正立体とイタリックが8ずつ揃っていて、本文組みからパッケージデザイン、中小ビジネスのブランディングなどにも向いています。

ドゥイギンズはアンダーウッド、レミントン・ランド、IBMの通算3社にタイプライター用の書体を依頼されましたが、いずれも未完成に終わっています。幸運なことにそれらのアイデアスケッチはすべてボストンの公共図書館に残っています。私はドゥイギンズ研究の第一人者であるブルーズ・ケネットに協力を依頼してこれらの書類を収集し、一つのファミリーとして復刻させることにしました。正立体はクライアント不明の等幅小文字のスケッチのドローイングから、イタリックはアンダーウッドに依頼されてドゥイギンズが「アルダイン」と名付けて開発したデザインを元にしています。

ドゥイギンズのドローイング群からは、等幅以外のアイデアも見つかります。彼は3ユニット式のシステムを考案し、I i jなどの狭い文字を1ユニット、M W m wなどの広い文字を3ユニット、その他を2ユニットとしましたが、これはアイデアだけに終わりました。Dossierではこのアイデアを取り込みましたが、123ユニット式では振れ幅が大きすぎるので最小単位を2ユニットにして実装し、これをOpenTypeの異体字として収録しています。