Monotype社に就職!
2012年03月05日
当ブログ一発目の投稿です。
月曜日からいよいよ念願であった英国Monotype社にて書体デザイナーとしての人生が始まります。本当に不思議なことにMonotypeは日本ではWikipediaのページすら存在しないほど知名度が低いようですが、小林章さんがタイプディレクターを務める独Linotype社と時を近くして誕生し、英国を拠点としてTimes New Roman、Gill Sansなど数々の名作書体を世に送り出してきた由緒ある会社であり、近年はLinotypeやITC、Bitstreamなどとの合併を経て世界最大規模のライブラリを誇る会社となりました。
僕が書体デザイナーを志すようになった大学2年生だか3年生のときにLinotypeの吸収合併のニュースが飛び込んできて、その時からMonotypeという名前を認識し始めたと思います。4年生になってからはそのうちの書体の一つをテーマに掲げて卒業制作を作り、卒業時には先生方と「Monotypeに入れたら…」と冗談半分に語っていました。Reading大学のMA書体デザインコースに留学したときも大きな書体会社またはスタジオに就職できればとは考えていて、その頃にはMonotypeはもっと現実的な目標になっていました。しかし本当に叶うとは…。日本での就職活動を一切無視してこの日が来ることを信じて勉学に励み6年、やっと人生の第一目標達成であります。
まぁ仕事の話はさておき、このブログでは自分が気になった話題(ほぼ全部タイポグラフィか書体デザイン関連)を気の赴くままに書き連ねていきます。もともとツイッターで特定の話題に関して長文連投をすることが多かったので、「だったらブログで良いやん」ということになったのがきっかけです。特に差し当たっての予定が無いのでいきなり次のネタをどうしようか考えあぐねているような有り様ではありますが、どうかよろしくお願いします。ちなみに英語の記事も投稿します。