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Glyphs 2.0の新機能

13 October, 2014

また久々の投稿になります。たかだか数ヶ月に一回気が向いたときにブログを書くためだけに一体いくら払ってるのやら…。

さてさて、先月ATypIバルセロナ期間中に待望のGlyphs 2のベータテストが開始されました。その新機能を紹介していきます。

 

カラーフォント作成機能

ColorOm

対応の流れが静かに押し寄せてきているカラーフォントですが、少なくともフォント制作ソフト側の準備は整っています。現段階のGlyphs2では各レイヤーに色をつけて作業ができ、フォント出力際にはそれぞれを別のフォントとして出力するようになっています。将来的にカラーフォントをネイティブにサポートするアプリケーションが出てくれば、そういう形式での出力も可能になると思いますが、現段階では組版アプリ側で色を付けて重ねることを想定した仕様です。またこの機能の追加に併せて、全てのマスターのアウトラインの同時編集が可能になりました。

 

ウェブフォント直接書き出し

これまで欧文では、一般ユーザーがウェブ形式のフォントを書き出すにはFont Squirrelなどのサイトを利用するしかありませんでしたが、Glyphs2ではWOFF、WOFF2、EOTの三種類をそのまま書き出すことができます。

 

TrueTypeヒンティング

これもリクエストの多かった機能です。選んだポイントの内容によって適切なヒンティングをしてくれますし、まだ合成する前のアウトラインにもヒンティングが可能です。デルタには対応していません(だってデルタはさすがにもう要りませんよね?)。

 

CJKガイド

CJK-Guide

フォント情報の「マスター」タブのカスタムパラメータに「CJK Guide」という項目が追加されています。漢字や仮名の字面のガイドです。全角の%で入力しますので、例えば値を95にすれば全角から5%内側に正方形が出現します。またガイドは何個でも追加できますので、一つを95、もう一つ92を足すなんてこともできます。上の図はその通り95と92を追加した状態。

 

和文フォントの和名登録

LocalisedName

これまでGlyphs 1.xから和文フォントに「和名を付けて」出力するのは文字コードを変換する必要があり、とても面倒でした。今回からはそのまま入力できます。フォント情報の「フォント」タブのカスタムパラーメータで「localizedFamilyName」を選び、言語と和名の書体名を入れてください。通常のファミリー名のところを必ず欧文で入力しなければいけないのは変わりません(英語名は絶対必要ですので)。

 

仮名のグリフ名変更

仮名はこれまで「a-hiragana」や「i-katakana」と無駄に長いグリフ名でしたが、Glyphs 2からは「a-hira」、「i-kata」など短くなります。現在Glyphs 1で和文フォントを作られている方にはちょっと不便な話かもしれませんが、変更は一発で済むはずなので大丈夫でしょう。

 

他にも超便利な隠し球の機能があるんですが、まだまだ改善が必要なため紹介は見送ります。まだ不安定ながら便利すぎるので仕事でも既にバリバリ使用中です。

 

最後にベータ参加の条件を説明します。
・MacOS X 10.8以上を使用している(Lionはサポートしません)
・既にGlyphs 1.xのユーザーである。App StoreからGlyphs 1.xを購入された場合、ベータテストにはApp Storeのレシートをメールで見せる必要があります。

正式版がリリースされると、Glyphs 1.xを2014年7月以降に購入された方はGlyphs 2に無償アップグレードできます。それ以外の方はアップグレード価格となる予定ですが、その金額はATypIでアナウンスされてたと思いますが覚えておらず…。

ダウンロードはこちらから:
http://www.glyphsapp.com/beta

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