Metro Novaの投稿3本目です。まぁ後半に追記でもすればいいかとは思いましたが…
ただいまMetro Novaが大出血セール中です(通常ファミリー価格1147ドルのところ、現在99ドル)。購入を検討の方は今がチャンス!考えてなかった人もウッカリ買っちゃって試してみてください。Myfonts、Linotype、fonts.comにて。
リリースされてから気が付いたのですが、公式の見本PDFには大事な説明が抜け落ちていました(私の製作ではありません)。Metro Novaにはさまざまなオルタネート(異体字)が入っていますが、それをどう使うかが説明されていませんでした。つまりはInDesignやApple製アプリケーションで使用可能なスタイリスティック・セット(またはデザインのセット?)の内容の解説です。どのリストに何が入っているかは、以下のPDFをダウンロードしてお確かめください。
セットの使い方は知っているものとして、ここでは解説しません(どうしても分からないという声が多ければ解説するのもやぶさかではありませんが)。
Metro Novaはなかなか濃い性格をしています。英語で最も頻出するeがクルッと丸いので、そのまま長文を組むと読んでて少し鬱陶しいかもしれません。いや、鬱陶しいです(eだけの入れ替えは考えましたが、最終的にノーの決断を下しました)。このeだけを変えたい場合はセット06を呼び出してください。イラレの場合はeが出るたびに手動で切り替えなければいけませんが、まぁイラレで長文(まして欧文)を組む人なんかいませんよね?
Metro Nova後編でも触れましたが、ローマンとイタリックでセットの組み合わせを変えることにより、ただの傾斜以上の差別化をすることができます。ぜひいろいろな組み合わせを試して、自分だけのMetro Novaを楽しんでくださいね。
Metro Novaの購入を検討しているのですが、fonts.comのウェブフォントライセンスと書かれているこのフォントはフォントファイルをサーバーに設置して配信することを許可するものなのでしょうか?
あるいはサブスクリプションでなければウェブフォントの配信というのはできないものでしょうか?
どうにもウェブフォントライセンスという言葉の意図がよく掴めないでおります。お忙しいことととは存じ上げますかご返信いただけるとありがたいです。
コメントありがとうございます。Metro Novaはウェブフォントに対応していますが、Fonts.comのサーバーから配信する方法(要サブスクリプション)と、自身のサーバーから配信する方法、通常セルフホスティングがあります。
サブスクリプションの利点は膨大なページビューへの対応と、全ブラウザでのOpenType機能の動作保証などがあります。後者を選んだ場合、購入したパッケージに必要な形式のフォントが入っていると思いますので、後はご自身で実装していただくことになりますが、継続的に料金がかかるわけではありません。
ブログの意図とははずれたご質問にご回答いただき、どうもありがとうございました!
MetroNova使ってみます!!今後もすばらしいお仕事を期待しています。
とても素晴らしいタイプフェイスに仕上がっていると思います。
ぜひ購入をしたいのですが、
購入時に選択できるOT/CFFとOT/TTの違いってなんでしょうか?
主にAdobeソフトでのDTPで使用しますので、OT/CFFで良いかなと思ったのですが、
OT/TTは、Officeソフトなどでも使用でき、Webでの表示結果も良い、
おまけに印刷する分にはどちらでもほぼ一緒、というような話を聞きよくわからないまま迷っています。
コメントありがとうございます。Macを使っている場合にはPostscript(CFF)一択でいいと思いますが、WindowsだとAdobeアプリケーションを使っている場合はPS、Officeなどがメインの場合はTTが良いです。基本的にはそれぞれのアプリケーションでの画面上の表示結果が少し変わるだけで、使い方に違いはありません。ウェブでは現在はTTベースのものが主流ですが、それはウェブフォントの形式を別に購入することになりますし、ウェブデザインをやらない限りは気になさらなくていいかと思います。
またAdobeアプリケーションでーアウトライン化して変形するなどの処理をする可能性がある場合はPSの方が圧倒的に楽です(両方の形式のフォントをアウトライン化してみてください)。
早速CFFで購入しました。文字を打っていて楽しいです。
とても気に入りました。ありがとうございます。
TT版とPS版を両方持っているフォントでそれぞれ文字を打って
アウトラインをかけてみましたが、
アンカーポイントの数がTTの方がかなり多いですね。
曲線の描き方の違いからきているのでしょうか?
私が買うにはやはりCFFで間違いなかったようです。
お買い上げ有難うございます。TT版の方がポイントが多くなるのはカーブの描画方式の違いによるもので、まさにPS版を勧める理由の一つでした(変形加工する予定がない限りは意味がありませんが)。