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手のないカリグラファー、J. C. ライアン

25 November, 2012

かつてアメリカに、J. C. Ryanという手のないカリグラファー(書道家)がおりました。正確な生没年は調べきれませんでしたが、19世紀後半〜20世紀前半を生きた人です。彼は22歳のときに吹雪による凍傷で手を失い、数年を絶望のうちに過ごしたのち、足で文字を書く練習を始め、やがて腕で書くようになり、その身体的条件からはとても想像できないほどに上達し、Penman’s hall of fame(能書家殿堂)への仲間入りを果たしました。自分が弛んでいるときにはいつもモチベーションを上げてくれる偉人の一人です。以下にライアンを扱った新聞記事を紹介します。

手のない書家のJ. C. ライアンの名前を聞いたことや彼の作品を見たことがある読者の方はいるかと思うが、恐ろしいほどの忍耐を要する書字やその他の作業をしているところを目の当たりにしない限り、彼の業を真に評価することはできない。

考えてもみてほしい。手はなく、両の腕でペンを持ち、そこから文字を書くことができるなど…(この段の残りは見つからず)

彼はカードを書いて生計を立て、称賛を受けている。それ以上に重要なことは、どんな不幸が我が身を襲おうとも食べていく道はあり、社会に貢献できるというのを身をもって示しているということだ。

先日、我々はライアン氏が文字を書いたり他のことをこなしている姿を見せてもらった。どれもおよそ不可能だと思っていたことばかりだ。

彼の成功の裏には、彼がよく頭を使うこととたいへん勤勉であることがある。なにしろ彼はしばしば夜中の2時まで鍛錬を積むそうである。

さあ健康な両手を備えた若者たちよ、君たちが書字を習うのが苦手と言うのならば己を恥じるがいい。なぜなら、それは努力が足りないか方法が間違っているだけのことだからだ。または君に重大な問題があるに違いない。

我々はこのハンディキャップを抱えた書家、J. C. ライアン氏に帽子を下ろし敬意を表する。

E. A. Lupfer

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